【PS3 HDD交換】おすすめのハードディスクの紹介|鳥取の社長日記
torne(トルネ)で録画した番組や、ゲームをPS3にインストールすると、かなりの容量を使用します。
私はそれに加え、PCから音楽や動画をPS3に移動させ視聴していますので、今使っている80GBのHDDの容量では足りなくなりました。
なので、PS3に換装できる、手ごろな価格のHDDをAmazonにて「10個」購入しました。
というのも、明らかにPS3で使用するには耐え難い仕様のHDDがあったからです。
なので、PS3換装用(と別途使用)のため、PS3に使えるHDDをいろいろ購入したのですが、その数を数えてみたら10個以上手元にありましたので、すべてPS3に取り付けて使用してみました。
2012年4月現在、HDDを製造しているタイの大洪水により、HDDの価格高騰・在庫不足の状況です。
追記: 2011年9月1日
「正しいハードディスクが見つかりません」と表示された場合
新しいHDDを換装させ起動したときに、「正しいハードディスクが見つかりません」と表示され、それ以上先に進められない問題が、最近になって頻発している様子です。
その場合、下記の手順を試してみてください。
私が検証するに、これで問題なくHDDが認識されました。
- 新しいHDDを換装させる
- PS3本体背面の電源スイッチを「OFF」にし、「ON」にする
- PS3本体正面の電源ボタンを長押しし、「ピッ」と2回鳴った後に指を放す
(1度目の「ピッ」は電源ボタンを押したとき、2度目の「ピッ」は押し続けて5秒後)- システムアップデータの要求画面が現れる
追記: 2011年11月4日
非AFT(Advanced Format Technology)のHDD
私が所有している、PS3に取り付けられるHDDのうち、非AFTの製品を別記事PS3 HDD交換】非AFTのHDDの紹介にてまとめてみました。
追記: 2011年12月6日
注意
下で紹介しているHDDは、私が実際にPS3に取り付けても問題がなかったものですが、PS3の本体の型番やシステムアップデータのバージョンによって、転送速度の低下が起こるものもあります。
おそらくシステムアップデータが原因のような気がするのですが、アップデートする度に不具合が引き起こされる症状は、どのソフトでもよくあります。PS3に不具合が起こらないHDDと言われている仕様は、下記のとおりです。
- SATA1(1.5Gbps)のHDD
現在主流のHDDは「SATA2(3.0Gbps)」です。
SATA2はジャンパーピンやソフトウェアでSATA1に固定させることができます。- 「Advanced Format Technology(AFT)」非対応のHDD
はじめに、PS3にはどういうHDDが取り付けられるのか?
- 規格: SATA(シリアルATA)
- サイズ: 2.5インチ
- 厚さ: 9.5mm
- (回転数: 5,400rmp)
と書かれているHDDならば、どれでもPS3に取り付けられます。
(参考:wiki・プレイステーション3(「仕様」のHDDの項目))
また、厚さ:9.5mmのHDDには、5,400回転の製品と7,200回転の製品があります。
回転数の多いHDDの方が、データの読み書き速度が多少早いのですが、発熱量の低さと耐久性は、回転数の少ないHDDの方が上です。
実際に7,200rmpのHDDをPS3に取り付けてみたところ、やはり5,400rpmのHDDより体感速度が若干早かったですよ(回転数差に加え、キャッシュメモリの容量が2倍多いため)。
ただ、その分PS3のファンの音量が上がり、少しだけ耳障りになりました。
両者とも、明らかに分かるくらいの読み書き速度の差はありませんし、PS3に初めから取り付けられているHDDの回転数は5,400rmpですので、耐久性と安定性を考慮して、5,400rmpのHDDが良いでしょう。
そして、PS3は容量1TB(1,000GB)までの内蔵HDDを認識します。
(参考:wiki・プレイステーション3(「仕様」のHDDの項目))
どのようにSATAドライブを合わせて
HDDの紹介
上記の条件に合致した、私が購入したHDDのうち、PS3に向いているものを下記にて紹介します。
(旧型本体80GBモデル、薄型本体160GB(CECH-2500)モデル、各HDDで検証)
価格が安く、条件が良いもの(保証付き等)を中心にチョイスしました。
そして以前に私、「Western Digital社のHDDは10分に1度は音が飛んだり、映像が5分に1度くらいの頻度で数秒間動かなくなったりするから、PS3には不向き」と書きました。
しかし、最近になって最新のシステムアップデータを適用させ再検証したところ、上記のようなプチフリーズの問題が解消されていました。
つまり、最新のシステムアップデータを適用させれば、HDDの相性問題は解消されるはずです。
また、現在使用しているHDDの容量以上のHDDを換装させないと、データの移動やコピーができません。
そして、2.5インチのHDDのうち、厚さが12.5mmの製品があるのですが、その厚さではPS3のHDDスロットには収まりません。
おススメのPS3交換用HDD
容量: 320GB
実際の空き領域: 298GB
(WD製)
- 容量:320GB、回転数:5,400rpm、メモリ:8MB、メーカー3年保証、パッケージ
容量: 500GB
実際の空き領域: 465GB
(左:WD製|中:日立製|右:日立製)
- 【左】 容量:500GB、回転数:5,400rpm、メモリ:8MB、メーカー3年保証・パッケージ
- 【中】 容量:500GB、回転数:5,400rpm、メモリ:8MB、メーカー3年保証・パッケージ
- 【右】 容量:500GB、回転数:7,200rpm、メモリ:16MB、メーカー3年保証・パッケージ
7,200rpmのHDDは、5,400rpmのHDDと比較すると、回転数差はもちろん、キャッシュメモリの容量が2倍多いですので、読み込み・書き込みの体感速度は若干早いです。
ですが、その分PS3の冷却ファンの回転も上がりますから、ディスクを入れていない状態だったら駆動中に多少の耳障り音が気になりはしました。
また、HDDを交換して間もない期間のみ、瞬間的に画面がストップし、コントローラーの動作が一瞬効かなくなることがありましたが、しばらく使っていたらその症状はなくなりました。
耐久性・安定性は5,400rpmの方が上ですので、私としては5,400rpmの製品が好ましいと思います。(ただ、そこまで気にするところでも無いと思いますが)
容量: 750GB
実際の空き領域: 698GB
(左:WD製|右:日立製)
- 【左】 容量:750GB、回転数:5,400rpm、メモリ:8MB、メーカー3年保証、パッケージ
- 【右】 容量:750GB、回転数:5,400rpm、メモリ:8MB、メーカー3年保証、パッケージ
容量: 1TB
実際の空き領域: 931GB
(左:サムスン製|右:WD製)
- 【左】 容量:1TB、回転数:5,400rpm、メモリ:8MB、パッケージ
- 【右】 容量:1TB、回転数:5,400rpm、メモリ:8MB、メーカー2年保証、パッケージ
PS3が認識する内蔵HDDの最大容量は、1TBです。
ついでに、SSDの紹介
(Intel製)
- 【左】 容量:120GB、サイズ:2.5インチ、厚さ:9.5mm、メーカー3年保証、パッケージ
- 【右】 容量:120GB、サイズ:2.5インチ、厚さ:9.5mm、メーカー3年保証、左の後継機
SSDは、HDDと比べて転送速度が約10倍早い記憶装置です。
ところで私、実際に上図左のSSDをPS3に取り付けてみたのですが、保存したデータのロード時間がほとんどなく、すぐに動画やゲームが起動できるので快適でした。
ただ、BD(ゲームソフト)のデータ読み取りはSSDとは別のところで行われているので、その待ち時間がSSDの快適さをちょっと消してしまっているように思いました。
HDDはSSDと比べると転送速度が10倍遅いですが、HDD(SATA)そのものの転送速度は決して遅くはありません。
価格や容量の問題もありますので、今のところはHDDを使用されたらよいかと思います。
canonscan d1250u2のTWAINドライバをインストールする方法
データをバックアップ・リストア(復元)するために
まず初めに、下記のものをご用意下さい。
用意するもの
- PS3交換用のHDD(SATA、2.5インチ、9.5mm)
- バックアップ用の「外付けUSB型HDD」や「USBメモリ」
- ドライバー(精密ドライバーでなくとも、一般家庭用でOK)
- コントローラー(DualShock 3、SONY純正品以外は認識されない)
- USBケーブル(PS3本体とコントローラーを接続するケーブル)
バックアップ用の「外付けUSB型HDD」・「USBメモリ」について
現在PS3で使用しているデータをバックアップする際、そのデータは別途「外付けUSB型HDD」や「USBメモリ」などへ保存させたのちに、交換用のHDDへ復元させる必要があります。
現在PS3で使用しているデータの容量が多い場合は「外付けUSB型HDD」、少ない場合(必要のないデータを削除する場合)は「USBメモリ」を使用されるとよいと思います。
もし「torne(トルネ)」をお持ちの方、もしくはこれから購入される予定の方は、バックアップ後に不要になった外付けHDDをtorne用にまわしてもよいでしょう。
そして、「外付けUSB型HDD」や「USBメモリ」は、どのメーカーの製品でも構いません。
PS3は、「FAT32」でフォーマットされているUSB製品(HDD・メモリ)を認識します(wiki 「PS3 その他 USB端子」より)。
しかも、ほとんどの「外付けUSB型HDD」や「USBメモリ」は、あらかじめ「FAT32」でフォーマットされているので、これを購入する際は特に何か考えることもないと思います。
たとえFAT32でフォーマットされていないHDD・メモリでも、「Fat32Formatter」などのフリーソフトを使えば簡単にFAT32にフォーマットできます。
また、「外付けHDD」や「USBメモリ」はPS3のバックアップ専用として使わなくてはならないわけではありませんので、PS3のバックアップデータ以外のデータが入っていても併用できます。
交換用のHDDは、PS3に取り付けて初めて起動させるとき、システムアップデータの認識後にフォーマット(全データ削除)されます。
(左:16GB|右:1TB)
価格の安いモデルをチョイス
ドライバーについて
HDD交換(換装)の際、PS3本体の底にあるフタを開けることになりますが、フタを開けるとすぐに青いネジが見えます。
このネジの穴は一般的なネジのサイズより小さいので、そのサイズに合わないドライバーを使用しましたら、穴が潰れてHDDが取り出せなくなってしまいかねません。
ですので、必ずネジ穴にぴったりはまるドライバーを使用しましょう(一般家庭用の価格が安いドライバーセットでOKです)。
ネジ穴にお持ちのドライバーを差し込み、青いネジが回らないよう軽くドライバーを回して、さほど隙間がないことを確認してください。
必ずしも精密ドライバーを使用しなくてはならないことはありません。
どなたでも一般家庭用の「6〜8本セットのドライバー」をお持ちだとは思いますが、もしお持ちでない方や、持っているドライバーでは不安だと思われた方は、下図の汎用ドライバーがおススメです。
というのも、私が実際にこのドライバーを(ラチェットに惹かれて)購入し使用したところ、青いネジ穴に隙間なくぴったりはまったことが確認できたためです。
上図の赤いドライバー2本のうち、細い方が青いネジの穴にぴったりはまりました。
そして、ドライバーを青ネジに多少強く押し当てて回すと、うまく取れますよ。
コンピュータは完全なハードドライブの容量を認識しません
青いネジを取り外し、出っ張りを引き抜くとHDDと金属のケースが出てきます。
そのケースにはHDDをとめるためのネジが4本付いています。
上で紹介した赤いドライバー2本のうち、細い方がこのネジ穴にはまります(旧型PS3は太い方のドライバーを使用します)。
対応ドライバー
- 青ネジ(M3サイズ) : 「No.1 (1番)」のドライバー
- 薄型PS3・ケースのネジ(M3サイズ) : 「No.1 (1番)」のドライバー
- 旧型PS3・ケースのネジ(M4サイズ) : 「No.2 (2番)」のドライバー
誤ってネジ穴を潰してしまった場合
誤って青いネジ穴やケースのネジ穴を潰してしまった場合は、下図のプライヤーを使えば簡単に取り外せます。
また、そのネジは「SCEインフォメーションセンター」に申し込むと購入することができます。
詳しくは、「部品販売のご案内 | プレイステーション オフィシャルサイト」をご参照ください。
青ネジと、ケースのネジの価格
「定額小為替200円」 + 「為替発行手数料100円」
HDD交換(換装)の手順
内蔵HDDで使用している容量が60GB程度の場合、作業時間は、おおよそ5時間です。
容量が少ない場合(1GB程度)の作業時間は、おおよそ40分です。
前者の場合、「バックアップ」および「リストア(バックアップデータの復元)」を行うにはそれぞれ2時間かかりますが、その時間はPS3が勝手に処理してくれますので、自分は拘束されません。
また、PS3が起動しているときにはモニタから指示が出てきますので、それに従って作業を進めれば何ら難しいことはありません。
- PS3の電源を入れ、「ゲーム」 ⇒ 「トロフィーコレクション」 の上でコントローラーの△ボタンを押す ⇒ 「サーバーと同期」を選択する。
- バックアップ
「設定」 ⇒ 「本体設定」 ⇒ 「バックアップユーティリティー」 ⇒ 「バックアップ」を選択し、現在のデータを外付けHDDやUSBメモリにバックアップする。- パソコンに外付けHDDやUSBメモリを接続し、バックアップ時に自動生成された「PS3」フォルダの中に「UPDATE」の名前のフォルダを作る。
- PS3公式サイトの「パソコン経由でのアップデート」にて、「アップデータ ダウンロード」を選択し、そのデータを「UPDATE」フォルダの中に保存する(約200MBの容量)。
- PS3本体の電源を消し、本体の底にあるフタを開け、ネジを外し、HDDを交換する。
- PS3本体の電源を入れ、USBケーブルを差し込んだコントローラーと、外付けHDDかUSBメモリを、PS3に接続する。
- フォーマット・システムアップデート
おおよそ10分かかる。- 「初期設定」の言語・日付と日時・ユーザ名はそのままでよい。
「インターネット接続設定」は行わなくてよい。- リストア(バックアップデータの復元)
「設定」 ⇒ 「本体設定」 ⇒ 「バックアップユーティリティー」 ⇒ 「リストア(復元)」を選択し、バックアップしたデータを復元する。
初めてPS3を購入し、起動前にHDDを交換する際の手順
PS3初期状態でHDDを交換されると、内蔵HDDにデータが入っている状態よりも短時間で交換できます(おおよそ20〜30分)。
バックアップをとる必要や、大容量の外付けHDDを用意する必要はありません。
- パソコンにUSBメモリを接続し、「PS3」の名前のフォルダを作り、その中に「UPDATE」の名前のフォルダを作る。
- PS3公式サイトの「パソコン経由でのアップデート」にて、「アップデータ ダウンロード」を選択し、そのデータを「UPDATE」フォルダの中に保存する(約200MBの容量)。
- PS3本体の電源が消えている状態で、本体の底にあるフタを開け、ネジを外し、HDDを交換する。
- PS3本体の電源を入れ、USBケーブルを差し込んだコントローラーと、外付けHDDかUSBメモリを、PS3に接続する。
- フォーマット・システムアップデート
おおよそ10分かかる。
その他、おススメのPS3関連製品
私が購入したり調査したりしたPS3関連の製品の中で、とりわけおススメできるものを紹介します。
この記事の趣旨とは少し異なっていますので、興味のない方はスルーして下さい。
交換して余ったHDDを、外付けHDDとして活用するケース
上図のようなHDDケース(2.5インチ・SATA)を使うと、PS3本体に内蔵されていた(使わなくなった)HDDを外付けUSB型HDDとして活用することもできます。
上図の製品は、私が見たときはAmazonで最安値のHDDケース(2.5インチ・SATA)でしたので、試しに購入し使ってみたところ、必要十分程度な作りでしたよ。
黒色の合皮のケースや、精密ドライバ、ネジが付いていますので、この製品の他に何か買い足すものはありません。
HDDを動かすにはそれなりの電源が必要なので、USBケーブルのプラグが1つだけだと電気の供給量が足らなくなることもあり(長時間HDDを駆動させる場合)、それを防ぐために2つ付いています。
また、PS3に内蔵されていたHDDをHDDケースに入れても、HDDのフォーマット形式がPS3用のままなので、外付けHDDとして使おうともデータの転送等ができません。
なので、「Fat32Formatter」等のフリーソフトを使い、FAT32などにフォーマットさせましょう(その際、中のデータはすべて消去されます)。
そうすることで、PCやPS3で外付けHDDとして使えるようになります。
HDMIケーブル(3D対応)
下記のHDMIケーブルは、PS3の3Dゲームに対応しており、さらに価格が1,000円以下、良性能でしたので、私がHDMI対応の製品を購入した際にいつも購入しているものです。
この製品は3D対応のVar 1.4ですが、もちろん3D非対応のコンテンツでも問題ありません。
詳しくは、別記事【PS3】3D対応のHDMIケーブルの紹介をご参照ください。
コントローラー接続ケーブル・充電スタンド
(左:長さ2.8m)
PS3本体付属のコントローラー(Dual Shock 3)接続ケーブルの長さは「1.5m」です。
コントローラーの充電中にこの距離でゲームをプレイすると、実際に目がチカチカしましたし、目が悪くなったりしますので、もっと長いケーブルを使用しました。
「PS3 充電スタンド」は、コンセントからコントローラーのバッテリーを充電させることができます。
PS3本体の電源を切ると、本体とコントローラーを接続するUSBケーブルではコントローラの充電ができなくなりますから、本体の電源を入れたときにコントローラーのバッテリーが切れていると、しばらくの間ワイヤレスではコントローラーを使用できません。
この機器があれば充電切れの心配がなくなり、常に無線でプレイできるようになります。とてもおススメですよ。
詳しくは、別記事【PS3 コントローラー】おススメの充電ケーブルと充電器の紹介をご参照ください。
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